東大寺学園

さすがに今回は厳しい状況の中で、良く合格出来たと思います。

どの教科も中途半端な点数で「やや算数がいいかな！」という状況。塾のクラスも志望校別のクラスに入れず、判定もE判定。どう考えても半年前にこの状況では志望校変更が無難な選択でと思います。ただ、御相談を受けた以上なんとかならないかと考え、「今から頑張って伸ばせる事は何か」「４科・３科の選択」を検討し、最終的に４科受験にして戦略を練りました。国語は読解と記述、理科は知識分野を完璧に、社会は特訓してプラス点を取れるように、という方針で行くことにしました。

知識分野であれば、半年あればかなり詰め込めるので、間に合うだろうし、国語の記述に関しては他の受験生も今から取り組むだけに、１対１なので対応も早い、読解に関しても東大寺に特化すれば何とかなる。語彙に関しては、どちらにしても大人でも知らない語彙が多く出題されるのであまり差がつかない、これで何とか対処出来るのではないかと思いました。算数に関しては、父親が多少教えられるのと、理科の先生が算数も教えられるので、なんとか合格最低点をキープ出来れば勝負できると考えました。逆に算数に頼ると全体的に難しかった場合、取り戻せなくなる可能性が高いので、文系教科でしっかりと点数をとる戦略です。

よくよく本人に今までの取り組み方を聞いてみると、ただ塾に行ってプリントを書いていただけで、質問もせず、真剣に細かくやっていなかった、という事が分かりました。

ここにきてやっと本人がやる気が出てきたので、「なんとかなるんじゃないか」と思い、「こういう勉強の仕方をして、時間を有効に使うように」とアドバイスし、受験勉強に取り組んでもらいました。

それでも塾のテストではなかなか結果は出ませんでしたが、過去問をやるようになると、段々と点数が取れるようになってきて、年末には本人も自分のやらないといけない部分が分かってきたのか、言わなくても自分で解説を読んだり、先生に聞く部分と自分でやる部分の仕分けが出来るようになっていました。最終的には社会でかなりプラス点を、算数はギリギリ、国語は予想通り記述で点を取り、理科もポカミスはあったものの、国語をカバー出来たようです。

今回はたまたま社会の先生が空いていたので、なんとかなりました。その先生に任せたら、必ずプラス点に持って行ってくれる先生なので、戦略通り行きましたが、本来であれば難関校は安心して受験できるようにしておくべきだと思います。でないと、合格してもついていくのが大変で無理矢理入るべきではないと思います。それよりも、１ランクでも２ランクでも下げて、その学校のトップクラスにいられる学校を選択した方が後々を考えるといいと思います。
 

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2019.01.22

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家庭教師プロゲート 一同